HIKVISION(海康)の企業訪問

《What’s New! 22年11月28日》

【HIKVISION(海康)の企業訪問を実施しました】

  2022年11月11日にHIKVISION(杭州海康威視数字技術股份有限公司、以下「海康」)の企業訪問を開催いたしました。会員企業15社(21名)に参加をいただきました。

  はじめに、訪問者専用のコンベンションセンターにて、海康の事業の発展経緯、事業範囲や製品・サービスを見学いたしました。
 事業の発展経緯によれば、海康は保安用カメラの製造から事業を開始。その後、画像処理や画像解析をカメラに応用することで「安全管理」「物流管理」「物業管理(保安含む)」「人事管理」「エネルギー管理」「流通・交通」等、様々な分野でサービスを提供しております。
 センターにおいても、詳細な交通状況を確認できる技術、夜間や荒天でも昼間のように人や物を識別できる技術、異常発生の際にピンポイントで発生現場を追跡する技術などカメラ技術を応用した製品の紹介がありました。また、ロボットとカメラの技術を組み合わせて、最小限の管理者で運営できる工場のシステム、画像解析を応用したホームセキュリティや交通システムにも事業を拡大しました。なお、訪問した海康の広大なオフィス施設群を画像処理やAIを組み合わせて、効率的に運営しているようです(駐車場、勤怠や会議室、社員食堂も顔認証と連携して運用管理)。


 見学後は、センター内の会議室に集まり、海康の事業戦略とサービスについて説明を受けました(苏杭氏という中国国内事業の重役も同席。緊張感のある説明会となりました)。現在、事業領域を8分野に分け、各事業部や子会社を通じて事業展開中。製造会社という枠から飛び出し、カメラ・センサー・AI・クラウド・ロボットなど先端技術を組み合わせて、取引先への課題解決案の提供を行うことを、事業の中心に据えているようです。
 見学と説明会を通じ、あまりにも専門的な説明が多く、参加者の皆様に十分にわかりやすくお伝え出来なかった点もあり、事務局として反省点もありました。ただし、2001年の会社設立から約20年で世界のトップ企業に上り詰めた技術力と事業戦略は、参加者の皆様に理解いただけたと感じております。なお、参加者の皆様との交流の時間を十分に用意できなかったことも反省であり、今後の企業訪問の企画充実に生かしていきたいと思います。


最後になりますが、改めてご参加の皆様と訪問先の海康の皆様にお礼を申し上げます。

以上