サッカー同好会2026年 8月度 「U12野球アジア選手権大会観戦記」
皆さんこんにちは。公認同好会、杭州蹴球兄妹(サッカー)のチーム代表者の千葉原です。今年の夏は特に暑く、サッカーはあまり活動できませんでしたので、今回は特別企画として「野球」についてレポートさせていただきます。
2026年8月10日(月)~8月15日(土)に杭州蕭山で開催された桑田真澄監督率いるU12野球日本代表チームのアジア選手権大会についてベンチ横の金網に侍り(はべり)ついて観戦してきましたのでレポートいたします。日本代表チームは決勝戦で王者中国台湾(チャイニーズ・タイペイ)チームを3対0で完封し、3大会ぶり2回目の優勝を飾りました。尚、試合結果詳細、出場選手等については以下の「野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイト」をご連絡下さい。
https://www.japan-baseball.jp/jp/team/12u/2026/asianchampionship/overview.html
↑野球日本代表侍ジャパンオフィシャルサイト
今回観戦したのは、8/12(水)オープニングラウンド3回戦、地元の中国チーム戦、8/13(木)スーパーラウンド1回戦の王者中国台湾(チャイニーズ・タイペイ)チーム戦、8/14(金)スーパーラウンド2回戦の韓国チーム戦、そして8/15(土)決勝戦の中国台湾(チャイニーズ・タイペイ)チーム戦です。
U12野球アジア選手権大会は2000年に第1回大会が開催され、2年に1度の開催、途中2020年はコロナの影響により中止となり、今年2026年は第12回大会となります。歴代優勝チームは中国台湾が8回優勝、日本、中国、韓国が各1回ずつの優勝であり、この世代は中国台湾が絶対的な王者として君臨しています。
選手は12歳以下で構成され、小学校5年生~6年生です。日本チームの選手達を間近で見ましたが、小学生とは思えない体格の子供達も多くいました。日本各地から招集されており、それぞれの地域では4番でエース級の選手が集められているのだと思います。そして監督は桑田真澄氏です。グラウンドは友成ホールディングスの老板の一決で野球場とサッカー場を建設したという立派なグラウンドです。現在は、中国女子野球チームの訓練施設ともなっており、杭州日本商工クラブ公認同好会であるソフトボールチームの公式練習場でもあります。
私は今でこそサッカーのチーム代表者であり選手でもありますが、私の世代が子供の頃は、地上波では毎日巨人戦が放映されており、野球は圧倒的人気でしたので(というかそれ以外のスポーツをする機会があまりなかったというのは正直なところ)、私ももれなく小学生の頃は野球選手(リトルリーグ)でした。私にはそのような遺伝子が組み込まれていますので(しかもゴールデンエイジと言われる10歳前後の一番神経系が発達する時期に野球をしていたので)、ベンチ横で観戦していると小学生の頃の熱い想いと記憶が戻り、チームと一体化してしまったような感覚になり、結局、決勝戦までの4試合、残りの全試合を観戦してしまいました。前置きが長くなりましたが、各試合の状況を以下記載します。
8/12(水)オープニングラウンド3回戦・対中国チーム戦
地元の中国チームとの対戦であり球場にも緊張感があるかなと思いましたが、意外なほどアウェー感はありませんでした。中国はサッカーもそうですが、スポーツでは日本チームに対してとても敬意を表してくれています。このような国やチームは将来、強豪になっていくと思います。実際に中国では子供達が野球をしている姿も見かけるようになりました。子供達が野球をする理由には「受験に有利」という親の欲もあるようですが、野球人口が増加するのと比例するように全体のレベルは確実にUPしていきます。弊社の大連社のかつての駐在員の話ですが、大学時代は野球部に所属していたこともあり、休日は大連の子供達に野球を教えていました。本人が帰任になったときに子供達の親から、「私たちがあなたの給料を支払うから会社をやめて中国に残ってコーチを継続してくれ」と懇願されたとのことです。さて、試合は最終的には実力差で7対3で日本チームが勝ちましたが、特に最終回での中国チームのツーアウトからの追上げが素晴らしかったです。今後の中国チームの活躍が期待できる内容でした。
8/13(木)スーパーラウンド1回戦・対中国台湾チーム戦
お互いのグループを全勝で勝ち上がったチーム同士の対決です。事実上の決勝戦といえるべき試合となりました。
相手は王者中国台湾チームです。日本チームが先制するも直ぐに中国台湾チームは追いつき、5回裏の段階で(最終回は6回)その差は4点差にまで広がりました。見ていても中国台湾チームの完成度は高く、申し訳けないですがこれは勝てないなと思ってしまいました(大人はあきらめが早くてダメですね)。ところがベンチに戻ってきた選手達は、「4点差、4点差、取り返すぞ!」と明るく前向きに鼓舞していました。きっと追いつけると信じていたのでしょうね。その通り、5回の裏の攻撃で2点を取り戻し、2点差となり、そして最終回に奇跡はおきました。
5対5の同点においつき、ツーアウト、ランナーは3塁、そこでなんとピッチャーゴロで守備が崩れた際に3塁ランナーがホームイン、サヨナラ勝ちを決めました。王者中国台湾チームに奇跡の粘り勝ちをした瞬間を目の当たりにしました。最後まで諦めなかった選手達に感動しました。できると信じると必ず実現する、純粋な子供達から学びました。そして特筆したいのが桑田真澄監督の動きです。全体的に不利な試合展開の中でも慌てず騒がず、冷静に泰然自若としており、選手達(子供達)に安心感を与えていました。また、4点差になった時にはすかさずマウンドに行き選手達をケアしていました。私たちは中国現法で責任あるリーダーとして赴任していることが多いですが、なにかトラブルや予期せぬことがあると、慌てて騒いで、落ち着かなくなり、時には従業員を叱責してしまうこともあるかもしれません。今回、この桑田真澄監督の姿からも学びました。最後に責任を取るのはリーダーです。戦略、作戦を決めた後は選手(従業員)に任せてドンと構えていれば良い、そうすればいつか結果はついてくると信じて。
さて、同日には中国チーム対韓国チームの試合がありましたが、なんと中国チームが韓国チームに5対2で勝利しました。前日に感じたように、中国野球は確実に強くなっていることが証明されたように思いました。
8/14(金)スーパーラウンド2回戦・対韓国チーム戦
この試合の前に中国台湾チームは中国チームに7対1で勝利しました。私は詳細なレギュレーションを知りませんでしたが、この時点で日本チームの決勝戦進出は決まったようです。とはいえ、2回戦の相手は韓国チームです。
サッカーでも何でも日本チームとの試合に関しては気迫をぶつけてくる韓国です。どうもこの試合の雰囲気を天も感じたようであり大雨となり試合開始は1時間遅れました。場所は中国なのですが、日本側のベンチ上の選手の親の応援席付近に韓国の一部の人が陣取り、なにやら押し問答もあったという雰囲気の中での試合開始となりました。試合は雰囲気そのままに韓国チームに先制されましたが(韓国の選手がバッターボックスに立つと「さあ、こい!」というような気合から入ります)、日本チームとの実力差は明らかで、徐々に圧倒していき最終的には3対1で勝利しました。最終回の6回表には抑えの切り札が登板、見事にシャットアウトして勝利しました。3試合目の観戦ともなると応援にきている選手のご両親方と仲良くなってきますので、いろいろと情報も入ってきます。曰く、最終回に登板した投手は桑田真澄監督が投手として一番センスがあると評価している選手であり、今大会の直前まで骨折のため練習試合も投げられず、ぶっつけ本番でマウンドに上がったということでした。尚、緊張した雰囲気については試合途中から日本チーム側に陣取っていた韓国の方はいつのまにか韓国側に移動していました。試合後はお互いの健闘を称え合う良い雰囲気でスーパーラウンドの幕を閉じました。
8/15(土)決勝戦・対中国台湾チーム戦
さあ、決勝戦です。対戦相手はスーパーラウンド1回戦で激戦を演じた中国台湾チームです。この試合には遠く蘇州から日本人駐在者もご家族で応援に来られていました。また地元杭州の商工クラブの皆様をはじめ駐在員、そしてグラウンドの近くの住民も観戦にかけつけ、決勝戦らしい雰囲気を盛り上げました。その決勝戦は緊迫した試合展開になりました。両チーム無得点で迎えた3回裏に日本チームが2点先制、さらに5回裏に追加点を奪い3対0で最終回を迎えました。バッテリーは双子の投手と捕手で息もぴったり、5回まで完封で抑えました。その5回の表も0点に抑えてベンチに戻ってきた時のこと、コーチがナイスピッチングと投手に声をかけたところ、すかさず双子の捕手の選手が、「俺のリードが良いからだ!」と言っていました。その意気や良し!強い気持ちが大切です。一方、途中、さらに追加点のチャンスがありましたがランナーがアウトになってしまうという場面がありました。そのランナーの選手は泣き崩れていましたが、周りの選手、コーチが皆で声をかけて励ましていました。とても良いチームとしての一体感を感じました。試合は最終回6回表、中国台湾チームの攻撃、スコアは3対0の場面で、マウンドには抑えの切り札が登板、まったく危なげのないピンチングで見事に強力な中国台湾チームの打線をシャットアウト、この世代の絶対王者の中国台湾チームを完封し、3大会ぶり2回目の優勝を成し遂げました。おめでとうございます。恭喜恭喜!
まとめ
お蔭様で4日間、会社帰りに球場に足を運びました。素晴らしい試合、子供達の活躍を見せていただきました。冒頭記載の通り私の小学生時代は野球選手でしたが、キャプテン翼の影響を受け、中学からはサッカーに転向しましたが、約45年ぶりに野球をやりたくなってしまいました。サッカーのチーム代表者がライバル?のソフトボール チームに参加することは果たして許されるのかどうか?(まあそれは人類皆兄妹なのできっと大丈夫でしょう!)
加えて感激したことは桑田真澄監督と直接会話させていただくことができたことです。杭州日本人学校の校長、在上海日本国総領事館の学校担当領事、及び、杭州日本商工クラブの理事と共にご挨拶をさせていただくことができました(ちなみに私、筆者は杭州日本人学校の学校運営委員長をさせていただいております)。
もし日本人学校が夏休みでなかったら、選手達に学校に来ていただき子供達と交流していただけたのですがとお話したところ、桑田真澄監督は「ぜひ交流させていただきたかったです」と仰っていました。私からは、桑田真澄監督が甲子園デビューした時の池田高校との試合をよく覚えていますと、あの時代はやまびこ打線の池田高校が絶対的王者で多くの人がPL学園は勝てないだろうと話していたこと、しかも桑田真澄監督は当時は高校1年生のエースでしたので良く覚えていますと、でも結果はPL学園が圧勝したことをお話しさせていただいたこと、喜ばれたようにお顔がほころび、その黄金の右手で握手をしてくれました。とても感激してしばらくの間は手を洗えなかったです。将来、巨人の監督になってくれることを期待してしまいました。そしてU12の選手達(子供達)は日本代表です。5年後に甲子園大会、10年後にはプロ野球選手として何人かの姿を見る日がきっとくることを期待しています! あらためて優勝おめでとうございます! 侍ジャパン(野球)、サムライブルー(サッカー)共に加油!



(ご案内)
私達は毎週日曜日、杭州市内(最近は下沙地区がメイン)のグラウンドでサッカー活動を行っています。メンバーは年齢20代から50代、初心者から元プロ選手に現役のプロサッカーチームのコーチ、そして女性プレイヤーも活躍する個性豊かなメンバーの集まりです。皆さん、是非ご一緒に楽しくサッカーをして気持ち良く過ごしませんか? チームのスローガンは「生涯現役、共に汗をかこう」です。80億もの人々が暮らすこの地球上でサッカーを通してこの杭州で出会うことは決して偶然ではなく必然であり、皆さんとの「ご縁」だと思います。年齢、性別、国籍、経験の有無は問いません。ご家族でお子様とのご参加も大丈夫です! 興味のある方はいつでもどこでもお気軽にご連絡下さい。皆さんからのご連絡を心待ちにしております。
(活動内容)
毎週日曜日 9:30〜11:30(基本) ※練習、試合の場所は状況により変更となります。
(問い合わせ先)
宮島(主将)微信ID(添付QRコード)(表示名:宮島)

千葉原(広報)微信ID:(添付QRコード)(表示名:皇帝陛下)

2026年08月28日 杭州蹴球兄妹 千葉原雄一
以上

