「アリババ本社企業見学会」開催報告

 2024年1月19日(金)に、世界的ITプラットフォーマーであり、中国、杭州を代表する企業集団である「アリババ本社企業見学会」を開催いたしました。当日は小雨の降るあいにくの天候でしたが、25社/26名の方にご参加いただきました。

 視察にあたっては、当クラブ会員企業である艾杰(杭州)网络技术有限公司の韓様による全面的なご協力、アテンドの元、本社社屋の紹介のほか、企業理念、歴史を紹介する展示ブースを見学させていただきました。

 アリババ本社は杭州余杭区西渓に位置し、広大な敷地にA、B二つの園区を有しており、単なるオフィスビルというよりも大きな公園の中に入り込んだような感覚を受ける素晴らしい環境でした。ちなみにオフィス棟の設計は日本の設計士隈研吾氏です。

 はじめに事業紹介をいただき、1999年にジャック・マー(馬雲)氏ら18名の創業メンバーからスタートし、現在は全世界に渡り展開している6つの事業領域(「クラウドインテリジェンス事業」「Taobao Tmallコマース事業」「中国国内ローカルサービス事業」「ツァイニャオ・ネットワーク(菜鳥網絡)事業」「グローバルデジタルコマース事業」「デジタルメディア及びエンターテインメント事業」)を世界的IT企業ならではのデジタルツールを駆使した、丁寧で分かりやすい説明をいただき、その事業領域の広さ、技術力、事業展開スピード、そして社員に対する福利厚生の素晴らしさなど、参加者一同驚かされました。

 展示ブース見学の後は艾杰(杭州)网络技术有限公司管理部の魏様、運営部の邬様によるビジネスモデル紹介をいただき、日中にまたがる越境ECビジネスおよび中国におけるSNSを中心とした販促サポートなどサービス内容のご紹介をいただきました。

 最後にアリババ本社内の社員食堂を利用させていただきました。2万人を超える社員がいる本社内には複数の社員食堂が用意され、その一つを利用させていただきましたが、サブウェイなど有名店のほか、豊富な飲食店が多数入店している社員食堂はさながら商業施設のフードコートのようで、リーズナブルな価格で味も非常においしく、ここでも福利厚生の充実度を実感しました。また昼食会にはアリババ社内日本語倶楽部の有志の皆さんにもご参加いただき、有意義な交流をすることができました。

以上

杭州日本商工クラブ事務局